古家を更地にするための費用はどのくらい?注意点も解説します!

古い家を持っているものの住む予定もなく放置していて、対処に悩んでいる方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、古家を更地にするための費用について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

□更地にした方が良い場合とは

更地にして売却したほうが良いケースについて見ていきます。

*空き家の維持管理が難しい場合

古家が空き家の状態になっていて、定期的な管理のための手間や管理費用がかかることを面倒に感じている人は、空き家を解体してしまうのも1つの選択肢です。

古家付き土地として売却活動を始めても、最低でも6カ月、長ければ年単位での売却を覚悟しておく必要があります。
さらに売れない期間が延びることも考慮するなら、更地の方が早期での売却が見込めます。

*建物の価値や耐震性が低い場合

古民家としての価値もあまりないような外観であったり、老朽化がかなり進んだ建物は更地にしてしまった方が高く売却できる場合もあります。
安全性や耐久性が疑われるままではリフォームをしても費用がかさみ、物件に対する印象も悪くなるかもしれません。

それでは更地にする場合、解体費用はどれくらいかかるのでしょうか。

解体費用は建物の構造や延べ床面積、立地条件などの要素で変動します。
坪単価での相場は、木造は3.1〜4.4万円、鉄骨造が3.4~4.7万円、鉄筋コンクリートだと3.5~8万円です。
一般的な30坪の木造家屋なら費用として100万円程かかると考えましょう。

□更地にする際の注意点とは

1つ目の注意点は、「解体費用はローンが組めないことがある」ことです。

空き家の場合は、「空き家解体ローン」を商品としている銀行があるため、解体費用のためのローンを組めます。
一方、居住している家を売却する場合は、ローンが組めないケースが多いです。

2つ目の注意点は、「更地にすると固定資産税の負担額が高くなる」ことです。

住宅用地には、税負担を軽減するための特例措置が設けられています。
小規模住宅用地は固定資産税が6分の1に軽減されているのです。
一方で、更地にはこのような特例はありません。

つまり、家を更地にすると減額の特例が受けられなくなり、固定資産税の負担額が増えるのです。

□まとめ

本記事が皆様の参考になれば幸いです。
当社では、長年の不動産売買の実績と地域に精通した幅広い情報を活かして細やかなサービスを提供いたします。
長崎県内で不動産の売却・査定をお考えの方は、ぜひ当社にご連絡ください。

この記事を書いた人

プライム不動産