不動産を売却する際には司法書士への依頼が必須になることをご存じですか。
今回は、司法書士へ依頼をする際の費用の相場と、登記費用を抑えるためのポイントについてご紹介します。
□不動産売却における司法書士の依頼費用の相場についてご紹介!
それでは初めに、依頼費用の相場についてご紹介します。
司法書士とは、登記を専門に行う人のことを指します。
司法書士への依頼料をした際には15,000円程度の手数料がかかります。
抵当権抹消登記をする際には、一つの不動産につきここに加えて1,000円の登記免許税が課せられます。
持ち家の場合は、建物と土地をそれぞれ分けてカウントするため、2,000円かかることになります。
また、司法書士へ支払う報酬と、先程説明した登記免許税以外にも登記事項証明の取得費用がかかります。
登記事項証明の取得費は一つの不動産につき600円となります。
以上のことをまとめると、持ち家の登記を司法書士へ依頼した場合には、合計で31,000円程度の費用が発生するということが分かります。
□登記費用を抑えるためのコツはある?
続いては、登記費用を節約するコツについてご紹介します。
物件や土地の登記費用を抑えることで節約が可能ですが、登記免許税は税金のため金額が明確に決められており、簡単に減らすことはできません。
登記費用は、物件の価格によっても異なります。
手数料が比較的少ない司法書士事務所に依頼をすれば、登記全体にかかる費用を抑えることが可能です。
または、税の軽減措置が取られている期間を狙って払う税金を抑えるという方法もあります。
登記申請は本来当事者が行うものであるため、司法書士へ登記を依頼する場合には代理人に依頼をする、という扱いになります。
そのため、司法書士に頼らず自力で申請をすることも可能です。
抵当権抹消登記を行う必要がある場合には、司法書士の力を借りなければなりません。
個人で手続きを行う場合、先程ご紹介した費用分を節約できるというメリットがあります。
しかし、不動産についての情報調査や、書類の準備など専門的な知識が無い場合には、リスクが伴う可能性がありますので十分に注意しましょう。
□まとめ
今回は、不動産売却の際に、司法書士へ依頼をするとどの程度費用が発生するのか、また費用節約のコツについてご紹介しました。
費用を簡単に抑えることは難しいですが、今回ご紹介したいくつかのポイントも参考に検討してみてはいかがでしょうか。