空き家の水道は止めるべきなのか?通水方法についてもご紹介!

現在空き家を所有されている方の中には、空き家の水道は止めるべきなのか、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、空き家の水道契約は継続すべきなのかについてと、空き家の通水方法についてご紹介します。
空き家をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

□空き家の水道契約は継続すべき?

ここでは、空き家の水道契約は継続するべきなのかについて詳しく解説します。
結論から言うと、水道契約は継続すべきです。
水道管は長い間水を通さないと、さまざまな問題が発生する可能性があります。

例えば、長い間水を通さないことによって水道管が錆びて、耐久性が落ち、破損しやすくなります。
錆が発生すると赤茶色の水が出てきます。

また、下水管から悪臭が漂う可能性もあります。
下水管からの悪臭が上がってくるのを防ぐために排水トラップというものが設けられています。
これは水によって下水道に蓋をして、悪臭を防いでいます。

しかし、長い間水道を利用しないと排水トラップの水が蒸発してしまい、悪臭を防げなくなる可能性があります。
悪臭のほかにも、害虫が侵入してくる恐れが考えられます。
これらを防ぐために定期的に水道を利用することが大切なのです。

□空き家の通水方法とは?

ここでは、空き家の通水方法についてご紹介します。

通水は1カ月に一度以上の頻度で行うのが理想的です。
台所だけでなく、浴室や洗面所など、すべての蛇口で通水を行いましょう。
水を出したら、その状態で1分以上は放置しておきます。
これによって、水道管の内側についている汚れや錆などが洗い流されます。

この際に、蛇口付近から水漏れがないかどうかも確認しておきましょう。
ゴムパッキンが劣化している場合や、蛇口が破損している場合が考えられます。
劣化が進む前に取り換えられるものは取り換えておくことで、メンテナンス費用を抑えられます。

特に冬は水道管が凍結して破損することもあるので、事前に給湯器から水抜きを行っておきましょう。

空き家の通水を行っておかないと悪臭が問題となって、適切な管理がされていないと判断され、特定空き家に認定されてしまう可能性があります。
特定空き家に認定されないためにも通水を行って、空き家を維持しておく必要があります。

□まとめ

今回は、空き家の水道契約は継続すべきであることと、空き家の通水方法についてご紹介しました。
空き家を管理する義務は所有者にあるので、責任を持って管理する必要があります。
定期的に管理を行っていれば、後で大変になることもありません。
今回の記事を参考に、空き家の適切な管理を行いましょう。

この記事を書いた人

プライム不動産