チェックしておきたい空き家に関する補助金の種類と活用方法とは

空き家問題が深刻になっていることから国がさまざまな補助金を提供していることをご存じでしたか。
空き家をお持ちの方の中には、活用する機会がないことからそのままの状態にしている方もいらっしゃいます。
そこで今回は、空き家に活用できる補助金と空き家の活用方法についてご紹介します。

□空き家に使える補助金の種類について

1つ目は、入居者の家賃補助制度です。
この制度は、低所得者や高齢者といった入居審査が難しい世帯を支援するためにあります。
低所得者世帯や、災害の時に支援が必要な高齢者世帯の入居を受け入れることで、国から最大で月4万円が支給されます。
空き家の家賃の負担を軽減できることはメリットでしょう。

この制度では以下の条件が設けられています。

・一定の耐震基準を満たしている
・居住面積が25平方メートル以上である
・要配慮者向けとして対象物件の登録をする

2つ目は、建物解体工事の補助金です。
空き家の解体工事の費用を一部補助する制度です。
自治体によって工事内容が変わりますが、一般的に解体工事において対象になる建物は以下の通りです。

・居住用建物
・店舗付き住宅
・工場や倉庫

なお、補助金が適用される条件は以下の通りです。

・空き家になってからの年数
・所有者の性質
・租税義務に問題がないか

この制度は地域によって大きく異なるため、お住まいの地域の自治体に確認してくださいね。

□空き家の活用方法をご紹介!

空き家を処分するのは名残惜しいと思う方も多いかもしれません。
ここでは、空き家の活用方法をご紹介します。

*賃貸やシェアハウスとして貸し出す

空き家を賃貸やシェアハウスとして貸す方法です。
賃貸料を得られるだけでなく、誰かに住んでもらうことで、使われずに放置しているより劣化が遅くなります。

*店舗として貸し出す

最近ではリノベーションの人気が高まり、店舗を改装する方も増えています。
そのため、改装可能な物件として貸し出すことで店舗物件としての実用性が格段に広がります。
今まで活用されずにそのままになっていた空き家が再利用されるのは嬉しいことですよね。

*民泊

最近は法律によって民泊の運営ルールが厳格化されました。
しかし、所定の手続きをとり、条件をクリアしさえすれば、宿泊施設として活用できます。

□まとめ

今回は、空き家に活用できる補助金と空き家の活用方法についてご紹介しました。
空き家は活用方法によっては、オーナーと借りたい側の両方にメリットがあります。
空き家をこれからどうしようか迷われている方は、一度検討してみてください。

この記事を書いた人

プライム不動産