今支払われている固定資産税が急に6倍の金額になったら、困りますよね。
空き家を所有されている方は、場合によっては固定資産税が6倍になる可能性があります。
そこで今回は、いつから空き家の固定資産税は6倍になるのかと、空き家の活用方法を解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□空き家の固定資産税が6倍になるのはいつから?
結論から言うと、空き家の固定資産税が6倍になるタイミングは特定空き家に認定された翌年からです。
特定空き家とは、空き家対策特別措置法によって、固定資産税や都市計画税といった地方税の軽減措置がなくなる罰則を与えられた空き家のことです。
軽減措置がなくなると、固定資産税額は通常の6倍、都市計画税は通常の3倍支払う義務が課せられます。
特定空き家に認定される基準は、倒壊する危険性があることや、悪臭や害虫が発生する恐れがあり、近隣の住民に迷惑をかけている場合です。
特定空き家に認定されると生活がしづらくなってしまうので、早めに対策を講じる必要があります。
□空き家を活用する方法とは?
特定空き家に認定される前に空き家を有効活用することで、特定空き家に認定されることを防げます。
ここでは、空き家を活用する方法を4つご紹介します。
1つ目は、解体することです。
空き家が特定空き家に認定されないために、空き家を解体してしまう方法があります。
解体を行う際には解体費用を補助してくれる自治体もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
しかし、更地になると住宅用地ではないので、固定資産税が増加する可能性もあります。
解体した後の土地活用をどうするかについて考えておくことが大切です。
2つ目は、売却することです。
空き家を売却する際には特例措置を受けられます。
特例措置を活用すると3000万円まで税金がかかりません。
これによって、所得税や住民税の納税額を抑えられます。
3つ目は、賃貸として利用することです。
空き家の状態が良い場合は、ある程度のリフォームを加えることで賃貸物件として活用できます。
入居者が増えれば、安定した収入を得られる可能性があります。
4つ目は、親族が住む方法です。
所有者以外の親族が住む場合、特定空き家に認定されるのを回避できます。
□まとめ
今回は、空き家の固定資産税が6倍になるタイミングと空き家の活用方法についてご紹介しました。
特定空き家に認定されても良いことは1つもありません。
そのため認定される前に早急に対策を行い、土地活用の方法をしっかりと考えることが大切です。