空き家をどのように処理しようかお困りの方は多くいらっしゃいます。
空き家の処分を検討する間に、カビが発生してしまい、健康被害を及ぼしてしまうケースがあります。
そこで今回は空き家のカビの発生による健康被害と、空き家のカビへの対策と掃除にかかる費用についてご紹介します。
□空き家のカビの発生による健康被害とは?
ここでは、空き家でカビが発生して起こる健康被害について解説します。
空き家には人が住まず空気の出入りが少ないので、普通の住宅に比べてカビが発生しやすいです。
カビは目に見えない部分にも繁殖するので、建物の構造の中心部を腐らせます。
そのため、耐震性や耐久性が衰え、倒壊してしまう恐れがあるので非常に危険です。
また、人体への影響もあります。
カビが発生したまま放置されると、カビの繁殖が進み、カビのにおいが充満します。
それが空気中に舞うことで、ぜんそくやアレルギー、肺炎などを引き起こしてしまうので危険です。
基礎疾患がある方は最悪の場合、命を落としてしまう可能性もあるので早急にカビの対策を行う必要があります。
□空き家へのカビの対策とは?
ここでは空き家でカビの発生を抑制するためにどのような対策をすればよいのか、掃除を依頼した場合にかかる費用はどれくらいなのかを解説します。
カビの発生を抑制するためには3つのポイントがあります。
*換気を行う
定期的に換気を行うことで、室内にたまった空気を入れ替えられるので、カビの発生を抑制できます。
定期的に空き家を訪れ、その度に換気するのがおすすめです。
*風通しを良くする
風が流れるように工夫すれば、湿気がこもりにくくなります。
大きめの家具は部屋の隅によけておくと効率的に風を通せます。
また、除湿剤を置いておくのもおすすめです。
窓や玄関の前に大きな植栽や雑草があると空気がうまく流れないため、事前に剪定や草刈りをしておいてくださいね。
*掃除をする
ごみやほこりがあると、カビが繁殖する原因になります。
そのため、頻繁に掃除を行ってごみを減らすことで、カビの繁殖を効果的に抑制できます。
掃除を依頼した際にかかる費用は、5万円程度が一般的です。
ただし、空き家の広さやカビの具合によっても変わるので注意が必要です。
□まとめ
今回は、空き家のカビの発生による健康被害と、空き家のカビへの対策と掃除にかかる費用についてご紹介しました。
カビが発生するとさまざまな問題が起こるので、早めに解決するのがおすすめです。