土地の境界線に杭がないとどうなる?トラブルの例もご紹介!

土地の境界線を決める杭がない方はいらっしゃいますか。
杭がないままで大丈夫なのか、隣家とのトラブルに発展しないか、心配な方も多いはずです。
そこで今回は、土地の境界杭がなくなってしまう理由と土地の境界杭が決まっていないときに起こるトラブルの例についてご紹介します。

□土地の境界線を決める杭がなくなる原因とは?

ここでは土地の境界杭がどうしてなくなるのか、その原因と対策を2つ解説します。

1つ目は、解体工事で建物やブロック塀とともに撤去されてしまうことです。
境界の管理は、原則自己管理です。
そのため、工事を行う際には、工事業者の方に同じ位置に戻すように事前に頼んでおくと良いです。
それを知らずに解体工事を行ってしまうと、知らない間に境界杭がなくなってしまうことがあるので、注意しましょう。

2つ目は、道路上にあった境界杭が車によって踏まれて壊されてしまうことです。
座標値がかかれている地積測量図があれば、苦労なく復元できるので、図面があるのかを確認したり、現地の境界杭を適宜確かめたりすると良いでしょう。

□土地の境界杭がないときに起こりうるトラブルとは?

ここでは土地の境界杭がないとどのようなトラブルが起こるのか、3つの事例を解説します。

*隣家に越境している

土地の境界杭がないと、隣家の敷地に自分の建物や設備の一部が入り込んでいるもしくは逆に自分の敷地に入り込まれているケースがあります。
隣家に新しく入居される方がいる場合には、売買取引を行う可能性もあるので注意が必要です。
このようなトラブルは近所での関係性を悪化させてしまう恐れがあるので、十分注意しましょう。

*新しく住居を建てる際のトラブル

境界線があいまいなまま、新築してしまうと建物が越境するだけでなく、ガレージが境界をはみ出たりするケースも考えられます。
新築する際には、前の所有者と隣家の人しか境界がないことを知らないこともあるので、一度確かめておくと良いです。
このケースでは前の所有者に告知義務違反で責任問題が生じますが、その後の近所との関係性を有効なものにするためにも、自分で確かめると安心できます。

*契約よりも土地が狭い

土地の広さは登記簿に明示され、それをもとに契約が行われます。
しかし、実際に測量してみると多少の増減がある場合が多いため、注意しましょう。

□まとめ

今回は、土地の境界線を決める杭がなくなる原因とその対処法、杭がない場合に起こるトラブルについてご紹介しました。
今回の記事を参考に、土地の境界問題でお困りの方はぜひ当社までご連絡ください。

この記事を書いた人

プライム不動産